サウナブームが盛り上がる中、大自然そのものを水風呂や外気浴スペースとして楽しむ「川サウナ」が注目を集めています。都会の喧騒を離れ、清流のせせらぎや鳥の声を聞きながら”ととのう”体験は、まさに究極の癒やしです。この記事では、サウナ好きの筆者が、関東エリアで日帰り利用や手ぶらでも楽しめる、絶景のおすすめ川サウナ施設を7ヶ所厳選してご紹介します。都心からアクセスの良い東京・奥多摩から、温泉も満喫できる神奈川・箱根、アクティビティが豊富な埼玉・秩父、本格派も満足の群馬・栃木まで、エリア別に特徴を詳しく解説。さらに、初心者でも安心して川サウナを体験できるよう、基本的な入り方や流れ、必要な持ち物リスト、利用する際の注意点まで網羅しました。この記事を読めば、あなたにぴったりの川サウナが見つかり、次の休日に最高の”ととのい”を体験するための準備がすべて整います。
川サウナとは 大自然でととのう究極体験
「川サウナ」とは、その名の通り、川のほとりに設置されたサウナで体を温め、天然の川を水風呂として利用する新しいアウトドアサウナのスタイルです。多くは持ち運び可能なテントサウナや、景観に溶け込むように建てられたサウナ小屋を利用し、大自然の恵みを全身で感じながら「ととのう」体験ができます。サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」が楽しめる本格的なフィンランド式サウナが主流で、アウトドアアクティビティとリラクゼーションを融合させた、まさに究極の体験と言えるでしょう。
通常のサウナとの違いは「水風呂」と「外気浴」
川サウナの最大の魅力は、一般的なサウナ施設とは一線を画す「水風呂」と「外気浴」にあります。人工的な設備では決して味わえない、自然そのものを活用したダイナミックな温冷交代浴が、心と体を深く癒してくれます。その違いを表にまとめました。
| 項目 | 川サウナ | 通常のサウナ施設 |
|---|---|---|
| 水風呂 | 天然の川そのもの。水質が良く、塩素の匂いもない。季節によって水温が変化する。 | 水道水を利用した人工の水風呂。水温はチラー(冷却器)で一定に管理されている。 |
| 外気浴 | 森の木々や川のせせらぎ、鳥のさえずりに囲まれた開放的な空間。澄んだ空気を吸い込める。 | 屋内外に設けられた休憩スペース。周囲の環境は施設の立地に左右される。 |
| 環境 | 大自然の中。プライベート感が高く、静かな時間を過ごせる。 | 建物の中や街中。他の利用者と空間を共有することが多い。 |
このように、川サウナは自然環境を最大限に活かすことで、通常のサウナでは得られない特別な爽快感とリフレッシュ効果をもたらしてくれるのです。
川サウナで得られる3つの特別な体験
川サウナは、単に汗をかくだけでなく、五感を通じて心身をリセットできる特別な時間を提供します。具体的にどのような体験ができるのか、3つのポイントに絞ってご紹介します。
1. 五感を刺激する自然との一体感
熱されたサウナ室から一歩外へ出ると、目の前には美しい川の流れが広がります。火照った体でそのまま川へ飛び込めば、突き抜けるような清流の冷たさが全身を駆け巡ります。水中では水の流れに身を任せる浮遊感を味わい、外気浴では頬をなでる心地よい風、木々のざわめき、川のせせらぎ、土や緑の香りなど、自然のすべてを全身で感じることができます。この自然との一体感こそ、川サウナでしか得られない最高の贅沢です。
2. 心身を解放する究極のリラクゼーション
都会の喧騒や日常のストレスから完全に切り離された環境で過ごす時間は、心身に深いリラクゼーション効果をもたらします。携帯電話の電波が届きにくい場所も多く、デジタルデトックスをしながら自分自身と向き合う貴重な時間となります。サウナと自然の相乗効果で血行が促進され、心拍数が落ち着いていく「ととのう」感覚は、これまで味わったことのないほどの深い安らぎを与えてくれるでしょう。
3. プライベートな空間での贅沢な時間
関東近郊の川サウナ施設の多くは、貸切や少人数での利用が基本となっています。そのため、家族や友人、カップルだけで周囲を気にすることなく、自分たちのペースでサウナを心ゆくまで満喫できます。サウナ室での会話を楽しんだり、川辺で静かに過ごしたりと、思い思いのスタイルでプライベートな時間を過ごせるのも、川サウナならではの大きな魅力です。
関東で川サウナが楽しめる魅力
都心からのアクセスも良好でありながら、豊かな自然が広がる関東エリア。そんな関東で楽しむ川サウナには、都会の喧騒を忘れさせてくれる特別な魅力が詰まっています。ここでは、なぜ多くのサウナーが関東の川サウナに魅了されるのか、その3つの大きな理由を詳しくご紹介します。
天然水風呂の圧倒的な爽快感
川サウナの醍醐味といえば、なんといっても大自然そのものが水風呂になるという唯一無二の体験です。熱々のサウナで汗を流した後に、そのまま目の前の清流へダイブ。その瞬間、全身を包み込むのは、人工では決して再現できない天然水の心地よさです。季節によって水温は変化し、夏は心地よい冷たさ、冬は身が引き締まるような刺激を体感できます。水道水とは違う、ミネラルを豊富に含んだ柔らかな水質が、火照った身体を優しくクールダウンさせてくれます。
一般的なサウナ施設と川サウナの「水風呂」には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。以下の表でその特徴を比較してみましょう。
| 項目 | 川サウナ(天然水風呂) | 一般的なサウナ施設 |
|---|---|---|
| 水温 | 季節や天候により変動(自然のまま) | チラー(冷却器)で一定に管理 |
| 水質 | ミネラル豊富な天然水、柔らかな肌触り | 塩素消毒された水道水が一般的 |
| 広さ | 無限大(川の広さそのまま) | 定員数名程度の限られたスペース |
| 解放感 | 圧倒的な解放感、自然との一体感 | 屋内または半屋外の閉鎖空間 |
川の流れに身を任せ、空を見上げれば、そこには遮るもののない景色が広がります。この圧倒的な爽快感こそ、川サウナでしか味わえない最高の贅沢です。
絶景に囲まれた最高の外気浴
サウナ、水風呂と並んで「ととのう」ための重要な要素が外気浴です。関東の川サウナでは、息をのむほどの絶景が最高のととのいステージとなります。インフィニティチェアに身を預け、目を閉じれば聞こえてくるのは、川のせせらぎ、鳥のさえずり、風が木々を揺らす音。都会では決して感じることのできない自然のBGMが、心と身体を深いリラックス状態へと導きます。
新緑がまぶしい春、深い緑と青い空のコントラストが美しい夏、山々が燃えるように色づく秋、空気が澄み渡り星空が綺麗な冬。四季折々で全く異なる表情を見せる大自然の中で、五感をフルに使ってととのう時間は、まさに至福のひととき。森林浴の効果も相まって、心身ともにリフレッシュできるでしょう。
プライベート空間で心ゆくまで満喫
関東エリアの川サウナ施設の多くは、1日1組限定や時間制の貸切プランが充実しており、プライベートな空間でサウナを心ゆくまで満喫できる点も大きな魅力です。仲間内のグループやカップル、家族だけで利用できるため、周りの目を気にすることなく、自分たちのペースでサウナを楽しめます。
セルフロウリュで好きなタイミングで湿度を上げたり、好きな音楽をかけたり、気兼ねなくおしゃべりを楽しんだり。サウナ室の温度設定や過ごし方を自由にカスタマイズできるのも、貸切ならではの特権です。サウナ初心者の方や、静かな環境でじっくりとサウナと向き合いたい方にとっても、安心して利用できる理想的な環境が整っています。
【エリア別】関東のおすすめ川サウナ7選
都心からのアクセスが良い施設から、大自然に抱かれた秘境の施設まで、関東エリアには魅力的な川サウナが点在しています。ここでは、エリア別に厳選した7つの川サウナスポットを、それぞれの特徴とともに詳しくご紹介します。あなたにぴったりの「ととのい」スポットがきっと見つかるはずです。
【東京 奥多摩エリア】都心から好アクセスの川サウナ
都心から電車や車で気軽にアクセスできる奥多摩エリア。思い立ったらすぐに行けるのが最大の魅力です。豊かな自然が残るこの地で、日帰りでも本格的な川サウナを体験できます。
川サウナ好きが選ぶ奥多摩の施設
注目するのは、秋川渓谷に位置する「ウッドデザインパーク多摩」。都心から約90分というアクセスの良さでありながら、目の前には透明度の高い秋川が流れる絶好のロケーションです。テントサウナでしっかり汗をかいた後、そのまま清流にダイブする体験は格別。BBQも楽しめるため、グループでの利用にも最適です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サウナ形式 | テントサウナ(薪ストーブ式、セルフロウリュ可) |
| 水風呂 | 秋川の清流(天然) |
| 特徴 | 日帰り利用可、BBQ施設併設、グランピング宿泊も可能 |
【神奈川 箱根・丹沢エリア】温泉も楽しめる川サウナ
人気の観光地、箱根や自然豊かな丹沢エリアでは、川サウナと合わせて温泉も楽しめる施設があります。サウナでととのった後に名湯で体を癒す、贅沢な休日を過ごせます。
箱根の自然に癒される施設
箱根の森に佇む「HAKONE NICA」は、全室に温泉露天風呂とプライベートサウナを完備したホテル。一部の客室からは川のせせらぎを聞きながら外気浴が楽しめます。プライベート空間で、サウナと温泉、そして川の音を独り占めできる究極の癒やしを求める方におすすめです。
丹沢の清流を望む施設
丹沢大山国定公園に隣接する「ウェルキャンプ西丹沢」は、広大な敷地を誇るキャンプ場です。場内を流れる中川で、サウナ後のクールダウンが可能。バレルサウナから清流を眺め、大自然と一体になるような外気浴が楽しめます。家族や友人とアウトドアを満喫しながらサウナを楽しみたい方にぴったりです。
【埼玉 秩父・長瀞エリア】アクティビティも豊富な川サウナ
ラフティングやライン下りなどのリバーアクティビティが盛んな秩父・長瀞エリア。サウナだけでなく、川遊びも存分に楽しみたいアクティブな方に最適なスポットです。
秩父の絶景川サウナスポット
都心から一番近い清流といわれる都幾川のほとりにある「COMORIVER(コモリバ)」。宿泊も日帰りも可能なこの施設では、テントサウナやフィンランド式サウナ小屋で本格的なサウナ体験ができます。川のせせらぎをBGMに、インフィニティチェアでととのう時間はまさに至福です。
長瀞ライン下りと楽しむ施設
長瀞オートキャンプ場では、イベントなどでテントサウナ体験が開催されることがあります。荒川のダイナミックな流れを横目にサウナを楽しみ、ライン下りやラフティングといったアクティビティと組み合わせることで、忘れられない一日になるでしょう。
【群馬・栃木 北関東エリア】本格派におすすめの川サウナ
より深く、静かな自然環境を求めるサウナ好きには、群馬・栃木の北関東エリアがおすすめです。手つかずの自然の中で、本格的な薪ストーブサウナと極上の水風呂を堪能できます。
群馬の秘境でととのう施設
みなかみ町にある「DOAI VILLAGE」は、無人駅である土合駅の旧駅務室をリノベーションしたユニークな宿泊施設。アウトドアサウナで温まった後は、谷川岳の雪解け水が流れる湯檜曽川の天然水風呂へ。圧倒的な透明度と夏でも痺れるほどの冷たさが、サウナ好きを唸らせます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| サウナ形式 | テントサウナ(薪ストーブ式) |
| 水風呂 | 湯檜曽川(谷川岳の雪解け水) |
| 特徴 | 無人駅を活用した施設、宿泊者限定、最高の水質 |
栃木の大自然に抱かれる施設
那須高原の「那須ハミルの森」は、グランピング施設内にバレルサウナを完備。サウナの後は、敷地内を流れる小川でクールダウンが可能です。木々の香りと鳥のさえずりに包まれながらの外気浴は、心身を深くリラックスさせてくれます。プライベート感あふれる空間で、自然との一体感を満喫できます。
初心者でも安心 川サウナの基本的な入り方と流れ
「川サウナって普通のサウナと何が違うの?」「初めてでも楽しめるかな?」そんな不安をお持ちの方もご安心ください。基本的な流れは一般的なサウナとほとんど同じです。一番の違いは、水風呂が「川」であること。ここでは、川サウナの魅力を最大限に引き出し、安全に「ととのう」ための基本的な入り方と一連の流れを、ステップごとに詳しく解説します。
ステップ1:サウナ室に入る前の準備
最高のサウナ体験は、入念な準備から始まります。サウナ室に入る前に、以下の3つのポイントを必ず押さえておきましょう。
- しっかり水分補給をする
サウナでは大量の汗をかくため、脱水症状を防ぐことが最も重要です。サウナに入る15〜30分前までに、コップ1〜2杯の水やスポーツドリンク、ミネラルウォーターなどを飲んでおきましょう。 - 体と頭を洗い、清める
まずはシャワーで体や髪の毛の汚れを洗い流します。これは、汗腺の汚れを落として汗をかきやすくするため、そして他の利用者への配慮という大切なマナーでもあります。 - 体の水分をしっかり拭き取る
体を洗った後は、タオルで全身の水滴をしっかりと拭き取ります。体が濡れたままだと、水滴が気化する際に体の熱が奪われ、体が温まるまでに時間がかかってしまいます。効率よく発汗を促すための重要な一手間です。
ステップ2:サウナ室で体を温める(発汗)
準備が整ったら、いよいよサウナ室へ。無理せず、自分のペースでリラックスしながら体を芯から温めていきましょう。
- 滞在時間の目安:初心者は5分〜10分程度を目安に。決して無理はせず、「気持ちよく汗をかいてきたな」と感じるタイミングで出るのがベストです。時計を見るよりも、自分の体の声に耳を傾けましょう。
- 座る位置:サウナ室は、一般的に上段へ行くほど温度が高くなります。最初は下段から試し、慣れてきたら中段、上段へと移動するのがおすすめです。
- 楽な姿勢で:あぐらや体育座りのように、足先を心臓と同じくらいの高さに保つと、全身が均一に温まりやすくなります。
施設によっては、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「セルフロウリュ」が可能な場所もあります。湿度が一気に上がることで体感温度も上昇し、発汗がさらに促進されます。
ステップ3:汗を流して、いざ天然の水風呂(川)へ
サウナ室で十分に温まったら、次は川サウナの醍醐味である天然の水風呂です。急激な温度変化から体を守るため、正しい手順で川に入りましょう。
- かけ湯・シャワーで汗を流す
サウナ室から出たら、まずはシャワーやかけ湯で全身の汗をしっかりと洗い流します。これは、水風呂である川を汚さないための重要なエチケットです。 - ゆっくりと川に入る
心臓への負担を減らすため、必ず足元からゆっくりと川に入ります。手、足、腕、胴体と、心臓から遠い順に徐々に体を慣らしていきましょう。いきなり頭まで潜ったり、飛び込んだりするのはヒートショックの危険があるため絶対にやめてください。 - 川に浸かる時間の目安:30秒〜1分程度。川の水温は季節によって大きく異なり、特に冬場は非常に冷たくなります。無理に長く浸かる必要はありません。「冷たくて気持ちいい」と感じる程度で上がりましょう。
ステップ4:最高の外気浴で「ととのう」
川から上がったら、いよいよクライマックスの「外気浴」です。大自然の中で、究極のリラックス状態「ととのい」を体験しましょう。
- 水気を拭き取る:川から上がったら、すぐにタオルで体の水気を拭き取ります。水滴がついたままだと、気化熱で体が冷えすぎてしまうのを防ぐためです。
- リラックスできる場所で休憩:インフィニティチェアやベンチ、リクライニングチェアなどに深く腰掛け、全身の力を抜きます。鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を澄ませ、目を閉じて自然と一体になる感覚を味わってみてください。
- 休憩時間の目安:10分〜15分程度。体がポカポカと温かく、頭はスッキリとし、多幸感に包まれるような感覚が訪れたら、それが「ととのった」サインです。肌寒く感じる場合は、サウナポンチョやバスローブを羽織りましょう。
これを1セットとして繰り返す
これまで紹介した「ステップ1〜4」を1セットとし、体調に合わせて2〜3セット繰り返すのが一般的です。セットの合間には、必ず水分補給を忘れないようにしてください。自分の体と相談しながら、無理のない範囲で大自然の恵みを満喫しましょう。
| ステップ | 内容 | 時間目安 |
|---|---|---|
| 準備 | 水分補給、体を洗う、体を拭く | 約5分 |
| サウナ | 体を芯から温め、発汗を促す | 5分~10分 |
| 川(水風呂) | 汗を流し、ゆっくりと川に入って体を冷やす | 30秒~1分 |
| 外気浴 | 水気を拭き、インフィニティチェアなどで休憩 | 10分~15分 |
手ぶらでも大丈夫?川サウナの持ち物リスト
「川サウナに興味はあるけど、準備が大変そう…」と感じている方もご安心ください。最近の川サウナ施設はレンタル品が充実しており、水着さえ持参すれば、あとは手ぶらで楽しめる場所も増えています。
しかし、自分のお気に入りのグッズを持っていくことで、大自然の中でのサウナ体験がより一層快適で特別なものになります。ここでは、川サウナを最大限に楽しむための持ち物を「必須アイテム」と「あると便利なグッズ」に分けてリストアップしました。訪れる施設のレンタル品情報を確認しつつ、準備の参考にしてください。
必須の持ち物
これだけは忘れずに持っていきたい、基本的なアイテムです。特に水着はレンタルがない施設も多いので、必ず事前に確認しましょう。
| 持ち物 | 説明 |
|---|---|
| 水着 | サウナ室や川に入る際に着用します。男女共用の施設が多いため必須です。脱ぎ着しやすいセパレートタイプや、速乾性のある素材がおすすめです。 |
| タオル類 | 汗を拭くフェイスタオルと、体を拭くバスタオルの2種類があると便利です。多くの施設でレンタル可能ですが、吸水性の高いマイクロファイバータオルなど、お気に入りのものを持参すると快適度がアップします。 |
| サンダル | 川辺は石や砂利で足場が悪いことが多く、怪我防止のために必須です。濡れても大丈夫で、すぐに乾く素材のものが適しています。かかとを固定できるスポーツサンダルやクロックスタイプなら、川の中でも脱げにくく安心です。 |
| 着替え | サウナ後に着る下着や衣服一式。汗をかいてスッキリした後に着る服は、リラックスできるゆったりとしたものが良いでしょう。 |
| 飲み物 | サウナでは大量の汗をかくため、こまめな水分補給が欠かせません。最低でも500ml〜1L程度の水やお茶、スポーツドリンクなどを用意しましょう。施設に自動販売機やウォーターサーバーがある場合も多いですが、念のため持参すると安心です。 |
あると便利なグッズ
必須ではありませんが、持っていくことで川サウナの「ととのい」体験を格上げしてくれるアイテムたちです。より深くリラックスしたい方、快適性を追求したい方はぜひ参考にしてください。
| 持ち物 | 説明 |
|---|---|
| サウナハット | 高温のサウナ室で頭部や髪を熱から守り、のぼせを防ぐ効果があります。サウナに長く、快適に入っていられるようになるため、初心者にもおすすめのアイテムです。 |
| サウナポンチョ・ガウン | 川から上がった後の外気浴で体が冷えすぎるのを防ぎます。特に気温が低い季節には大活躍。羽織るだけでプライベートな空間が生まれ、人目を気にせずリラックスできます。 |
| 防水スマートフォンケース | 川のせせらぎや鳥のさえずり、美しい景色など、川サウナならではの絶景を写真や動画に収めたい場合に役立ちます。首から下げられるタイプが便利です。 |
| 折りたたみサウナマット | サウナ室のベンチに敷く個人用のマットです。衛生面が気になる方や、熱いベンチに直接座るのが苦手な方にあると快適です。コンパクトに持ち運べるものがおすすめです。 |
| スキンケア用品 | サウナ後は肌が乾燥しやすいため、化粧水や乳液など、普段使っているものを持参すると安心です。施設のアメニティも確認しておきましょう。 |
| ラッシュガード | 日差しが強い季節の日焼け対策や、川の水が冷たい時期の防寒対策として有効です。虫刺され防止にも役立ちます。 |
川サウナを利用する際の注意点
大自然の中で楽しむ川サウナは、非日常的な「ととのい」を体験できる最高の贅沢です。しかし、自然が相手だからこそ、街中のサウナ施設とは異なる注意点が存在します。安全に、そして心からリラックスするために、事前に知っておくべきポイントをしっかり押さえておきましょう。
自然環境ならではのリスクと安全対策
川サウナの魅力は自然との一体感ですが、それは同時に予測不能なリスクと隣り合わせであることを意味します。万全の準備で、安全を最優先に楽しみましょう。
天候の急変と川の増水に注意
山間部の天気は非常に変わりやすく、突然の豪雨に見舞われることも少なくありません。雨による川の増水は非常に危険です。訪れる前日や当日の天気予報はもちろん、警報や注意報も必ず確認してください。少しでも天候に不安がある場合や、施設側から中止の指示があった場合は、決して無理をせず、その指示に必ず従いましょう。
川の流れや深さを事前に確認
穏やかに見える川でも、場所によって流れが速かったり、急に深くなっていたりすることがあります。特にサウナで温まった後は、判断力が鈍る可能性も。川に入る前には必ず水深や流れの速さを目で見て確認し、遊泳が許可されているエリア以外には立ち入らないでください。また、川の水温は季節を問わず非常に低いことが多く、急に飛び込むと心臓に大きな負担がかかる「ヒートショック」のリスクが高まります。後述する正しい入り方を守り、体を水温に慣らしながらゆっくりと入水しましょう。
滑りやすい足元と怪我の防止
川辺や川の中は、苔やぬかるみで非常に滑りやすくなっています。裸足やビーチサンダルでは滑って転倒し、思わぬ怪我につながる危険があります。脱げにくく、滑り止めがしっかりしたマリンシューズやウォーターサンダルの着用を強く推奨します。
野生動物や虫への対策
川サウナのフィールドは、野生動物や虫たちの生息地でもあります。特に夏場はアブやブヨ、蜂などに刺される可能性があります。肌の露出を控える、虫除けスプレーを持参するなどの対策をしましょう。また、食べ物の匂いに誘われて動物が寄ってくることもあるため、食品の管理にも注意が必要です。
周りの利用者と自然への配慮を忘れずに
素晴らしい環境を誰もが気持ちよく利用できるよう、マナーを守ることは非常に重要です。自然への敬意を払い、周りの利用者への配慮を忘れないようにしましょう。
| 項目 | 具体的な注意点 |
|---|---|
| 騒音 | プライベート空間であっても、自然の中では意外と音が響きます。大声での会話や、大音量で音楽をかける行為は控え、静かな環境を楽しみましょう。 |
| ゴミの処理 | 「来た時よりも美しく」を心がけ、自分たちが出したゴミは必ずすべて持ち帰りましょう。小さなゴミ一つでも、自然環境に大きな影響を与える可能性があります。 |
| 自然環境の保護 | 川にシャンプーや石鹸、洗剤などを流すのは絶対にやめましょう。環境に配慮した製品であっても、施設のルールに従ってください。また、植物を折ったり、むやみに石を動かしたりするのも控えましょう。 |
無理は禁物!万全の体調で楽しむためのポイント
最高の「ととのい」は、万全の体調があってこそ得られます。特にサウナ初心者は、自分の体の声に耳を傾け、決して無理をしないことが大切です。
急激な温度差によるヒートショックを防ぐ
サウナで温まった体で、水温の低い川にいきなり入るのは非常に危険です。心臓への負担が大きく、ヒートショックを引き起こす原因となります。川に入る前は、必ず手足の先からゆっくりと「かけ水」を行い、体を水温に慣らしてから入水してください。この一手間が、安全に楽しむための最も重要なポイントです。
こまめな水分補給を忘れずに
サウナでは大量の汗をかきます。気づかないうちに脱水症状に陥ることを防ぐため、サウナセッションの前後や休憩中には、意識して水分を補給しましょう。水やお茶、スポーツドリンクなど、アルコールを含まない飲み物を最低でも500ml〜1Lは用意しておくことをおすすめします。また、飲酒後のサウナ利用は血圧の急変動を招き大変危険ですので、絶対に避けてください。
まとめ
今回は、関東エリアで日帰りでも楽しめるおすすめの川サウナ施設を7つ厳選してご紹介しました。川サウナの最大の魅力は、何と言っても大自然そのものを五感で味わえることです。サウナで火照った体を清流に浸す天然水風呂の圧倒的な爽快感、そして鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながらの絶景外気浴は、日常のストレスを忘れさせてくれる究極のととのい体験と言えるでしょう。
都心からアクセスの良い奥多摩から、温泉とセットで楽しめる箱根・丹沢、アクティビティも豊富な秩父・長瀞、そして本格派も満足できる北関東の秘境まで、関東には個性豊かな川サウナが揃っています。プライベートな空間で静かに過ごしたい方、仲間とワイワイ楽しみたい方など、目的に合わせて最適な施設を選ぶことができます。
記事でご紹介した持ち物リストや基本的な入り方を参考にすれば、サウナ初心者の方でも安心して川サウナデビューが可能です。自然の中でととのうという非日常体験は、一度味わうとやみつきになるはずです。この記事を参考に、ぜひ次の休日は最高のロケーションで心と体をリフレッシュしに出かけてみてはいかがでしょうか。